更年期妊活妊娠期のむくみ

更年期

女性の肌は1ヶ月のうちに目まぐるしく変化します。
例えば、月経前には肌荒れがひどくなる、
カサカサになりがちといったことを経験されている女性は多いことでしょう。

女性の肌を左右する原因となるのが、
「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と
「黄体ホルモン(プロゲステロン)」
という二つの女性ホルモンです。
これらは女性の肌と密接な関わりをもっていると言われています。

「黄体ホルモン」は排卵後黄体が形成されてから
次の月経まで分泌されるホルモンです。
皮脂の分泌を活発にするので、
毛穴が詰まってニキビや吹き出物の原因になりやすく、
肌荒れしやすくなる状態になります。
そのため黄体ホルモンが優位になる月経前は、
肌トラブルを起こしやすいとも考えられるのです。

「卵胞ホルモン」は、肌の調子を良くしてくれるホルモンです。
月経後に分泌が増え、排卵後には低下します。
皮脂分泌を促進する男性ホルモンの働きを抑制するホルモンです。
肌のバリア機能も高めてくれます。

これらのホルモンバランスが崩れると、
ニキビができやすくなったり、
肌トラブルの原因となります。
反対に、これらのホルモンが理想的なバランスを保っていれば、
バリア機能も働いてくれますし、皮脂分泌量も維持できます。

また残念ながら、ホルモンは加齢によって分泌が減っていきます。
バランスの良い食事や良質な睡眠といった毎日の生活が大切になっていきます。
エストロゲンのような働きをしてくれる
大豆イソフラボンを取り入れてみるのもいいでしょう。
ビタミンEやB6もおすすめ。
ぜひ、女性ホルモンのバランスを考えつつ
一か月の周期とともに生活していきたいものです。


妊活

セラでは、毎年1人以上のスタッフが妊娠します。
それはスタッフ本人の環境や栄養といった要素のほかに、
手からビタミンEを吸収していることが影響しているのかも
と考えています。

ビタミンEにはトコフェロールという別名があります。
ビタミンEは
もともと妊娠に至るために必要な栄養素
として発見されたビタミンです。
そのためトコフェロールとは、
子どもを産むための力を持つ
という意味があります。

エストロゲンとプロゲステロンという
女性ホルモンのバランスによって、
私たち女性は心や身体の状態が左右されます。
妊娠出産についても、
受精卵のためのふかふかのベッドを作ったり、
妊娠が持続するためのはたらきをしてくれています。
この女性ホルモンの分泌を正常にはたらかせ、
性ホルモンの代謝を促すのがビタミンEです。

またビタミンEには強い抗酸化作用があります。
若返りのビタミンとして肌やからだの酸化を防ぐことで有名ですが、
卵子も酸化から守ってくれます。
健康で元気な卵子を保ってくれることは、
妊娠出産を考える誰にとっても切実な願いだと思います。

お腹や腰をケアすることで、
ビタミンEのはたらきで
血行がよくなり子宮の状態も改善されていくことが考えられます。
選択肢のひとつとして、
ビタミンなどの栄養も考えていく必要があると思います。


妊娠期のむくみ

多くのプレママさんが抱えるトラブルは脚のむくみです。
私自身は双子をお腹に抱えていたため
歩きまわることも制限されましたが、
医師から適度な運動が必要と言われ歩くと
脚がむくむので辛くなるというお話をよく聞きます。

 

妊娠期の浮腫は、
通常とは異なる理由から発生します。
妊娠によって
エストロゲンというホルモンがたくさん分泌されるようになることや
お腹や子宮が大きくなって
下肢を圧迫することによってむくんでしまうのです。
エストロゲンは
妊娠すると妊娠を持続させるために子宮を大きくし、
乳腺を発達させて母乳を作る準備を促すはたらきをします。
そのため出産の数日後まで増え続けます。
このエストロゲンには血管から外へ水分が出やすくする作用もあるため、
血液中の水分が血管の外の組織に溜まり、浮腫となります。

そもそも浮腫とは、
血管の外にある細胞外液が
組織の隙間にたまって皮膚が腫脹する状態のことを言います。
たとえば塩分を過剰にとると
喉が渇いて水分をとると
細胞の内と外とのバランスが崩れて血管内の水分も増えます。
すると血管から水分が染み出てきて、
これがむくみになるのです。
妊娠期にエストロゲンが増えると、
水分を外へと引っ張る力が強くなります。
妊娠には大切なホルモンなので、
浮腫が起きてしまうのも仕方がないとも言えますが、
少しでも軽減ができるように
塩分を控えたり
脚を下から上へとマッサージするようにしましょう。